Our ACT
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42回目を迎える「東員町商工祭」で地元の産品をアピール
東員町商工会
町内の事業者、自慢の産品、町民が出会う恒例のまつり 毎年、東員町商工会の主催で開催される「東員町商工祭」は、町民も楽しみにしている恒例のイベントで、2025年で42回目を迎えます。地元の味が堪能できる食のブースやキッチンカーのコーナー、物販・体験のブースが設けられるほか、ステージでは和太鼓演奏やキッズのダンスが披露され、多くの町民で賑わう秋の一大イベントとなっています。 また、秋になるとピンクの花が町を彩るコスモス畑は東員町の秋の風物詩であり、2024年はこれまでの「コスモスまつり」を一新して、「とういんコスモスフェスタ」として商工会が主催しました。 いずれも東員町の産品を提供する町内の事業者と町民が一堂に集いふれあう大切な場所になっています。 「SHITTE TOIN」で東員町をアピール 2024年には県外にも東員町をアピールしようと、初めて都市部でのイベントを開催。東員町が主催、東員町商工会の運営で実施した「SHITTE TOIN(知って 東員)」が、KITTE名古屋で開催されました。 東員町の特産品のひとつ「きなこ」を使ったポップコーンやかき氷が無料で振る舞われ、東員町産の米や大豆由来の数々の特産品等が販売されました。東員町中部公園に見立てて自然の緑の中に遊歩道を配した会場で、ヴィアティン三重、こども歌舞伎、東員ミュージカル、コスモス畑など、東員町の自然・文化・スポーツが紹介され、多くの人々に東員町をアピールできたようです。 同団体の取り組みは、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)を中心に、ゴール15(陸の豊かさも守ろう)ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)などその他ゴールに広く貢献しています。
ワークライフバランスを改善して働きやすい環境づくり
シグマー技研株式会社
シグマー技研株式会社はギアモーター・減速機を開発・製造するメーカーです。標準設計のものだけでなく、そのものにしか使わない専用に設計したカスタムギアモーターの開発・製造を得意としており、そうした製品が全体の7割に及びます。大手にはできない、多品種小ロット、変種変量生産にもフレキシブルに対応する小回りの効くサービスが、同社の強みでもあります。また、約50年にわたって培ってきたギアモーターと周辺の技術を生かして、シュレッダやストレッチフィルム包装機などの開発・販売も行っています。 女性が生き生きと活躍する職場 そうした事業内容を聞くと、男性ばかりの職場を想像しますが、意外にも社員の3分の1が女性という会社です。 毎年、高校生に向けて社員募集をしていますが、新卒採用は難しいのが現状。地元高校の説明会に参加したり、インターン制度を利用したり積極的にアプローチはするものの、なかなか入社まで結びついていません。 12~13年前の新卒採用で、現場に初めて女性を採用したところ、その社員の活躍ぶりはいい意味で期待を裏切ったといいます。男性と同じように現場に配置しても普通にやっていける、と人事担当者の意識を変えました。 それ以来、中途採用でも積極的に女性を採用するようになりました。昨今では結婚後も、産休後も継続して社員として働き続けるケースが増えています。 製品の性質上、重量があるものもあり男性に頼らざるを得ない場面もありますが、組立工場の現場では年配男性数名と多くの若い女性たちが和気あいあいと働いています。 そして、女性がいると工場がきれいになる、というメリットも生まれているのだとか。 ワークライフバランスの取り組み 15年ほど前に人員を縮小せざるを得ない状況になったとき、少ない人数でいかに多くの作業をこなすか、改善の必要に迫られた時期がありました。その時に専門のコンサルを入れて行った改革によって、社内の雰囲気はガラリと変わったといいます。 それ以来一貫しているのは、ムリ・ムダ・ムラを排除した業務の平準化。すなわち、1日の生産量の制限を設けて、それをこえないように生産計画を立てること。一日の仕事量が増えたり減ったりしないように調整ができているので、急に残業になるようなムラもありません。無理な計画を立てないために、お客さんとの交渉においても、余裕のある納期を設定することを重視しているのです。 一方、工場内で稼ぎ出す金額を日割り計算して一日で稼ぐべき金額の基準を設ける。仕事量がそれを下回る場合には、工場を止めて休みにしてしまい生産性をキープします。工場を止める日は、毎月末に決定して、OJTに当てる、社員研修として他社の工場見学に行く、休業日にするなどの方針が示されます。 女性が社員として定着しているのは、こうしたワークライフバランスの実現が背景にあるのかもしれません。 シグマのカイゼン活動で働く環境を改善 時間のムダだけではなく、社内のあらゆる場面でムダをなくそうという試みが、シグマの「カイゼン」活動と呼ばれる取り組みです。製品の組立、部品加工、部材調達、社内情報収集などさまざまな工程のなかで、納品された部品の運搬方法、倉庫の箱の並べ方、工具の置き場所、作業の手順の見直しなど、現場の社員が日常の作業のなかで気づいた改善点をあげて、成果をあげています。 こうした取り組みが功を奏し、2025年3月、健康経営有料法人2025(中小規模法人部門)に認定されました。 同社の取り組みは、ゴール8(働きがいも経済成長も)を中心に、ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)ゴール12(つくる責任つかう責任)などその他ゴールに広く貢献しています。
打ち直しで再生可能な綿布団を手掛け、伝統の技術を後世に伝える
イヅモヤ
手の感触を頼りに仕上げる綿100%の手づくり布団 敷布団、掛け布団、座布団、こたつ布団など、綿の布団を製作・販売する寝具店・イヅモヤ。 布団に使用するのは自社工場で製綿した自然素材の綿、メキシコ綿とインド綿を7:3の割合でブレンドしたオリジナルの暖だん綿です。薄いシート状の綿を何枚も重ねて中綿を形づくっていきますが、段差をなくしつつ長持ちするように体重のかかる中央部分の綿量を多くして仕立てます。角をピンと張るように仕上げるのも重要なポイント。側生地(がわきじ)で包んでふとん専用針でとじれば完成です。すべてにおいて手の感触が頼り。昔ながらの綿の手づくり布団は、このようにして出来上がります。 東員町に店舗を構えるイヅモヤの二代目店主・伊藤道治さんは、40年にわたってこの布団づくりの技術を磨き、次世代への継承にも尽力する現代の名工です。1997年、第16回技能グランプリ優勝、厚生労働大臣賞を受賞、2006年、全技連の寝具マイスターを取得、2019年には現代の名工として厚生労働省より表彰され、さらに2021年には黄綬褒章を受章しました。現在は技能グランプリの審査員を務めています。 ※寝具マイスターとは 職業能力開発促進法に基づいて実施されている技能検定制度の特急・1級または単一等級の試験に合格した技能士で、20年以上の実務経験と優れた技能及び活動実績を持ち、後進の育成並びに技能の伝承に熱心な技能士であると認定された方 良質な綿布団は、打ち直しにより再利用が可能な究極のエコ製品 既製品の布団にはさまざまな素材のものがあります。掛け布団では羽毛布団、羽根布団、羊毛布団など、敷き布団には羊毛、ポリエステル、ウレタンフォームといった素材が使われています。吸湿性、通気性、保温性、耐久性、軽い、安い、洗えるなど、それぞれ特徴がありますが、綿の布団は特に保温性、吸湿性に優れており、適度な硬さと弾力性があるのが特徴で、「暖かくてよく眠れる」「寝返りが打ちやすい」など、人間の健康の源である快適な眠りを導きます。「実際に寝てみるとわかるのですが、本当に暖かいんです」。 現在、力を入れているのはベビー布団。既製品の布団では寝付きが悪かった子供が、綿の布団に変えたらよく眠るようになったという率直な感想を聞くことがあり、保育園や幼稚園のお昼寝で綿布団を使ってもらえないかと思案中だとか。 そして何よりも、伝統の打ち直しという方法により再利用できることが、ほかの素材ではできない綿布団の最大のメリットです。打ち直すとき、薄く軽く仕立て直したり、子供の成長に合わせてサイズを大きくすることも可能。 「ただし、」と伊藤さん。「粗悪な素材を使ったものは結局粗大ゴミとして廃棄せざるを得なくなる。良質な綿を選び卓越した技術のよって作られたものだからこそ、親から子へ、子から孫へと、捨てずに大切に使い続けることができるのです。」 持続可能な産業として維持するために、技術の継承と市場開拓を 長く使える再生可能な素材と卓越した職人の技術により、打ち直すことで新品同様のふかふか感と弾力性が蘇ります。この貴重な伝統技術を、職人の高齢化が進むなかで、次世代にいかに継承していくかが目下の課題です。そして後継者を育てる一方で、手づくり綿布団のマーケットを確保して持続させることも重要です。 海外で布団づくりのデモンストレーションをしたり、県の技能協会の斡旋で中学校や高校の課外授業で座布団づくりのワークショップを開いたり、綿布団の良さをアピールするための活動を精力的にこなしています。 同店の取り組みは、ゴール12(つくる責任つかう責任)を中心に、ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)ゴール13(気候変動に具体的な対策を)ゴール14(海の豊かさを守ろう)ゴール15(陸の豊かさも守ろう)などその他ゴールに広く貢献しています。
街づくり、教育、観光支援のWEBサービス「ツナガルマップ」
株式会社バリューリソース・デザイン
「ツナガルマップ」という地図サービスは、株式会社バリューリソース・デザイン社が提供している非常にユニークなサービスです。このサービスでは、古い地図と現在の地図を重ね合わせて表示することができます。 過去には、東京や大阪などの城下町の古地図を使った解説本が多数出版され、街歩きや観光に興味のある人々に人気がありました。そして、2015年ごろからは、スマートフォンで地域の名所や歴史スポットを案内するサービスが登場しました。このサービスは、地方自治体や観光協会などからの依頼により展開され、街歩きに適した情報を提供して好評を得ています。 「ツナガルマップ」は、他の書籍やスマホアプリと異なり、街歩きや観光だけでなく、学校の地域学習や歴史系博物館の展示品解説、防災教育などでも活用されています。そして、単に情報を読んだりスマホで確認するだけでなく、自分自身がテーマを選んで独自のコンテンツを発表することもできるのが特徴です。 以下のような様々な場面で「ツナガルマップ」が利用されています。 博物館での展示解説:沖縄県立博物館・美術館展示ガイド 高等学校での地域学習:タイムトラベルコザ グループ利用:沖縄・首里那覇港図屏風展 団体利用:沖縄の木を活かした木製品の紹介「やんばる・森の恵み」 自治体での防災活用:関東大震災と小田原 自治体での歴史教育:小田原・暮らしのアルバム 個人利用:日本の歴史を考える「北方四島・暮らしのアルバム」 個人利用:東京の今と昔を浮世絵で伝える「歌川広重の名所江戸百景」 これらは博物館や自治体、学校、グループ、個人など、さまざまな人々によって利用されています。 街づくりの出発点は、その町の歴史を知ることです。その町を理解する上で、博物館や郷土資料館が重要な手がかりを提供してくれます。どちらの場所でも、古い地図を読み解き、生活や産業を知り、現在を把握し、未来を築くことが共通の目標です。これは同社の社長が考えていることです。 そのためには、埋もれている地域の資源を発掘し、現代に活かすというコンセプトが同社で大切にされています。古い地図やアーカイブに収められた写真、お年寄りの話などを街づくりや教育、観光に活用するのも、「ツナガルマップ」の役割です。バリューリソース・デザインという社名は、「埋もれた資源を発掘し、活かす」という思いを表しています。 同社は教育分野でも活躍しており、小学生や中学生向けの職業調べサイト「あしたね!」の企画やシステム開発も手がけています。誰もが将来の仕事について考える機会を平等に得ることができるよう、同社は取り組んでいます。
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